後編でございやす。

marble10312008-09-25



鹿島神宮にて地震の原因「大ナマズ」の頭を押さえる要石を見物し、
ついでに鯰料理を堪能した我々は、今度はその尾を押さえる要石を見物する為に
千葉県は香取神宮へ向かった!


香取神宮は、千葉県香取市香取にある神社であり、
日本全国に約400社ある香取神社の総本社。

祭神は鹿島の武甕槌神と対をなす武芸の守護神、経津主大神。

剣道の道場なんかによく「鹿島神宮」、「香取神宮」の掛け軸があったりするのは
こういうことなんですねぇ。



鹿島神宮に比べると若干控えめな参道に入ると有名な草団子屋さんがずらりと並んでました。

お土産屋さんにいたこの猫。

撫でようと手を伸ばしたところ、、、強烈な猫パンチ!!汗

まったく人嫌いな猫たんです!
ミッキーロークばりの猫パンチでした。はははは

さて、

真っ赤な鳥居がどで〜〜んと登場。


鳥居を抜けると、けっこう傾斜のある参道が続く。

本当はこのすぐ脇に要石に続く脇道があり、いきなりその現場に
行ってしまったのですが、笑。

そこは後にとっといて、、

総門をくぐりいざ社内へ!

勿論、ここでも手水舎にて清めます。


桜門をくぐり本殿に向かうと途中に随分古い狛犬を発見。

どうやらこれが有名な古瀬戸の狛犬。推定制作年代は室町時代とか。すげ〜



拝殿!


はいこれに照らして言行致しましょうね!笑



ご神木の大きさは鹿島のそれをしのぐいきおい。
樹齢一千余年、、、。スケールでか過ぎるぜおい!

海上自衛隊とも密接な繋がりがある(深く言えば旧軍部ですが、、)だけにイカ
なんかも祀ってあります。


神社と言うものは祭神以外に、親戚筋の神を祀る「摂社」や別の神社から勧請された「末社」があるのが普通。従いまして、

鹿島さんの摂社もございます。う〜む神社って面白いな〜ははは。
そんでもって本殿の脇を抜けて奥へと進んでみたのですが、ここで
奇妙な建物を発見。

は、廃墟ではありませんよね?汗

実は小生けっこう廃墟も好きだったりするのでドキドキして近づいたんですが、、
失礼致しました!!

営業しておりましたね。汗 ホントにすんません!


こちらは隣の建物。どうやら両方とも「茶屋」のようでした。
上に登れるようなので登って休憩をする。

ふと隣の先ほどの建物に視線を向けると、、、

こ、こちらはもう上には登れない仕様に!!汗

再度言っておきますがちゃんと営業しております。味が出すぎです。

いやまったく、鹿島神宮に比べるとスケールは小さめですが、ディープさはひけをとらない香取神宮ですね。


と、ここで先ほどすっ飛ばしてしまいました肝心な要石に話をもどします。


鳥居を抜けて少し参道を歩くと左脇に要石へいざなう石碑がありました。


明治以降の国難に殉じた香取郡出身の御霊を御祭神とする護國神社
どうやらこの中にあるようです。


いい雰囲気の道を抜け石段を上ると、


おお!またも異界の入り口だ!



鳥居をくぐると拓けた丘になっており、急に明るい感じに驚きます。

何処にあるのかな?と周囲を見回していると、突然モイチ君が叫ぶ
「あったぞ!!」笑


護国神社の脇をぬけると、、


ここか!

ここが地震の大元地中に眠る大鯰の尾を押さえる要石を祀る場所か!!?

鹿島に比べると閑散としているけど、いよいよ着いたぞ!。

話によれば鹿島の石は凹、ここ香取は凸の要石といわれいるようで、
そういえば、鹿島のは凹だったっけ微妙に、、。笑


ま、とにかく視よう!



!!



や、やっぱりここもちっさ〜〜〜い!!


こ、ここの石も下部分が地中深く埋まっているのだろうか?!汗(伝説によると地下33メートル以上も地中に埋まっているそうです。)

でも、かなり丸みが全体的に地上に露出しているような?
い、いやいやそんな事はない!絶対埋まっているんだ!うん。


大体において、もうそんな事は問題ではない。

ここで重大な事実に気がついてしまったのです!。

両神社とも創建年は定かではありませんがおよそ2600年前と言われております。
それに対し、鯰が地震の元と言われ始めたのは江戸時代頃から。

計算があわないじゃん?!汗


いや待てよ?別の文献によるといにしえの龍を武甕槌神、経津主大神が封じたという説もあるという。(実はこれも後付けだったのですが、、。)

龍か、、そうか!龍と言えば龍脈。地震の原因は地の龍が暴れるという伝説もある。

なるほど!解った。

要石は龍脈を鎮める為の封印。すなわち霊石なんだ!


それが江戸時代に鯰と混ざっていつの間にかこの2社は鯰を封じている事になった!。

そう考えれば全てスッキリいくじゃないですか!?はははは解決したぞ!


異常に興奮した我々は、この時無数の蚊に襲われながらこの結論を導き出したのであった!

痒い!泣

さて満足して帰路の参道へ戻り、せっかくなんで名物の「草だんご」を頂く事にしました。

その名も「厄落としだんご」の亀甲堂。


これも美味かったです。あれれ?なんかだんごが好きになってきたかも?笑



お店の名物らしい九官鳥のQちゃん。隣の囁き女将のコールに
「おだんご美味しいよ!」と発言。物凄い接客上手です。ははは!

その模様はこちら↓

http://member-6p00f48cf51aae0003.vox.com/library/video/6a00f48cf51aae000300fae8e1a72d000b.html


さてさて、2編に渡りお送り致しましたナマズ編。これにて完結でございますが、
結果的に今回も大満足なツアーでした。


秋は紅葉がどちらも綺麗だと聞きますので、またその頃来てもいいなぁと。

余談ですが先ほどの龍→鯰の話は既に一般化されている説であることが発覚。笑 

いいんだい!現場に行って感じる事が大切なんです。わはは

てな訳で、今回の妖怪幻視ツアー大鯰の要石(頭)(尾)編これにて、