日和下駄です。 - marbleのフィールドノートあるいは不思議探偵日記Ver2.5

marble10312008-09-28

最近めっきり涼しくなってきましたね！。夏夏や真冬は散歩人にとって厳しいのですが、この秋はシーズン中最も適した季節なのです。

そんな訳で先日の散歩報告をば！笑

今回は柳橋に美味しい洋食屋さんがあると聞いたので、
そこに食べに行き、鳥越あたりをブラブラしようと決めました。
散歩はせいぜい１つか２つくらい目的を持ち、後は行った先で出たトコ勝負なのが楽しむコツなんです。はは

まず、馬喰町まで電車で向かい地上に出ると

流石休日！閑散としております。

何も無い冷たい感じのオフィス街、、、

しかし、、少し歩けば、

いい感じの下町風景が姿を現す。おお！屋形船屋さんだぁ。
高層ビルがバックのこのアンバラスさがまた良い。

それにしても人がいない。

今日ってやってるのかな？と心配になりましたがとりあえす到着。

洋食「大吉」

良かった！やってる。

創業３０余年の洋食屋さんでかの有名な池波正太郎も通った店らしい。

これは期待が高まります。しかも中に入ると、外はアレだけ閑散としていたのに客でほぼテーブル埋まってました。すげ！

で、注文したものは勿論ハンバーグ定食！

洋食屋さんと言ったらハンバーグでしょう？笑

ホタテのクリームコロッケも付けました。

で、お味の方はというとやっぱり美味しい！！

なんと言いますかデミグラスソースが甘過ぎずコクがあるっつーのかな？笑
肉の比率も高いせいかしっかりとした弾力があり美味い！

今度はミートソースとかも食べてみようっと。

さて、大きな目的は順調にクリアしたので、後は流して散歩するのみ。

浅草橋駅を通過して歩くと一層と閑散、、。この辺の日曜日ってこんなもんなんですね。

花火問屋はやってました。小売りもしてます。
それにしても最近は花火やってる親子とかあんまりみないね。
そもそも季節が外れてるけど。笑

そういえばこの辺は神社が多いはずと大通りから一本入ると、

ありました。

第六天榊神社

第六天神社という名前の神社は日本各地に割とあるらしく、
本来は第六天魔王（他化自在天）を祀っていましたが仏道においては悟りを妨げる魔王である為、神仏分離に際し第六天の名から、記紀で天神第六代とされる淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神を御祭神とした神社が多いらしい。

ちなみにここ榊神社は天神第六代坐皇大御神が祭神となってますが、恐らく元は第六天魔王の信仰でしょう。

面白い！

あの織田信長が自らを称していた第六天魔王の信仰が今もなお生きているのですね。
仏道を妨げる魔王であるが、障碍神を篤く祀ることによって除災のみならず大きな利益を得ることができるという民間信仰に基づくものであるというが、今現在ここを訪れている人々はどうなんでしょうかね？

狛犬も凝った造りになっています。

しばし散策した後、当初洋食店の次に考えていた鳥越神社に向かう事にしました。

魅惑的な店を通過し（つーか休み）笑

しばらく歩くとすぐに着きます。

鳥越神社は、651年、日本武尊を祀って白鳥神社と称したのに始まるとされ、
前九年の役のおり源義家がこの地を訪れ鳥越大明神と改めたと伝えられている。

鳥居の下に超小さい川が流れておりこれまたとんでもなく小さい橋が
かかっております。笑

左の狛犬が実にサイバー！一本角が生えてます。

ここ鳥越で6月に行われる例大祭にここより出る千貫神輿は、都内最大級を誇るという。
担ぐのは興味ありませんが、宮入するのを見るのは好きので来年は是非観に行こう。

拝殿前で記念撮影。
少し調べたところ、ここ鳥越神社は江戸時代までは約2万坪の広大な敷地だったが、徳川幕府にほとんどの土地を取り上げられてしまったらしく、鳥越大明神と熱田神社と第六天神の鳥越三大明神のうち、熱田神社が今戸に、第六天神が蔵前にそれぞれ移動させられたとの事。そして鳥越大明神だけがこの地に残されて今の鳥越神社になった。つまり先ほどの第六天榊神社とは同じ流れを汲むわけで、なるほど第六天榊神社の紋も鳥越神社と同じ七曜紋。う〜む面白い。

さて次はどうしようか？笑

とりあえず墨田川の方へ向かう。