はい!無感動の最終回でやす。
柴又七福神巡りを制覇した我々は、後は軽く流そう的な感覚で最後のスポット
里見公園の夜泣き石を目指す。
そこに行くには江戸川を渡りかなりの距離を歩かなければならない。
つーかもはや柴又ではない!ははは
暑さと疲労で疲れ果てていたのだが、江戸川の河川敷に着くとなぜか心が和み癒される。
水辺には人間を癒す何か不思議な力がある様です。
ここ江戸川には矢切の渡しという、古来から船で川を渡れる場所がある。
目印であるいかしたペイント(笑)のトイレ発見
江戸初期、江戸川の両側に田を持つ農民が、関所を通らずに江戸と往来したことから「矢切の渡し」が始まった。伊藤左千夫の小説『野菊の墓』で政夫と民子の悲しい恋の舞台やヒット歌謡曲の舞台にもなった。暖かさを増す時期になると、矢切と対岸の柴又を結ぶ、船頭さんの手漕ぎで情緒たっぷりの木製の渡し舟が毎日往復。川面を渡る手漕ぎの音、ヒバリ、ユリカモメの声などが、柴又帝釈天と合わせて「残したい日本の音風景100選」に選ばれている。
実は小生はここを一番楽しみにしていたのです。
たかが数十メートル横断するだけの事ですが、このチープさと昔から変わらず続く伝統に触れる事がたまりません!
この雰囲気、、都会のアミューズメントパークなどでは味わえませんよ。
渡し賃100円(←安すぎる!!)を払いウキウキで乗りこむ。
楽しいと疲れは取れるモノですね。しかも水上は涼しいし。
ただゆっくりと進むだけの小船。波も無いし怪物も出るわけではない。←当たり前
でも非常に楽しいのなぜ?
船頭のおっさんも素敵に見えました。
某ジャングルクルーズなんかより個人的にはよっぽど面白かったです。はい!
約10分くらいかかって渡り終えるとそこには駄菓子屋がありました。
川辺で営業できるんだ?汗。と感心しつつこれ以上深い詮索はせず皆でラムネを飲んで休憩する。
ちなみに、ここまでの動画はこちらからご覧いただけます笑↓
http://member-6p00f48cf51aae0003.vox.com/library/video/6a00f48cf51aae000300fa968bdb4a0002.html
さて、最後のスポットまでもう一踏ん張りだ!矢切の渡しで癒された我々は先の見えない土手の道を歩きはじめた。
それにしても江戸川はでかい。
江戸川
関東地方を流れる一級河川。利根川水系の分流である。流路延長59.5km(旧江戸川河口より)、流域面積約200km²。流域は、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都の1都3県におよぶ。
現在でも天然うなぎが捕れるほか、江戸川の河口付近は、三番瀬など東京湾でも数少ない干潟が広がる地域でもあり、トビハゼの北限生息地となっているほか、汽水性の希少なトンボであるヒヌマイトトンボの生息地のひとつ。
ちなみにこの川には、極わずかに生息する「アオウオ」という魚がおり、その希少さと1メートルをゆうに超す巨大な姿から「江戸川のエディ」と呼ばれ、UMA界では割と有名。
まあ、アオウオなんでUMAじゃないけど笑。
しかし、、いくら川の景色が良くとも暑さと距離で再びダレ始める、、。
そんな中、川から少しそれた場所に良い雰囲気を醸し出してる沼を発見!
こういう場所にはたいがい主とか大亀がいたりするもの(漫画では)。
その瞬間!
我が舎の世話人にして、水棲生物ハンター郷裏モイチ君が一目散に沼にかけよる笑。
彼にとってこういう場所での探索は至福の瞬間なのだ。
残念ながら何も捕獲はできなかった様だが、その姿はみている我々の心を和ませました。
ありがとう。少し疲れがとれたよモイチ君!わはは
更に進むとトトロが住んでそうな木のドームも発見。勿論何もなし!
いやはや、首都圏もまだまだ捨てたもんじゃないね。
ここまでのダラダラ動画はこちら↓
http://member-6p00f48cf51aae0003.vox.com/library/video/6a00f48cf51aae000300fa968bdb660002.html
そしていよいよ最後のポイント里見公園に到着!!
疲れはピークを超えてハイに。
しかし、、この公園もけっこうデカイ。汗
里見公園
室町時代に里見氏が北条氏と戦った古戦場跡。
江戸川に面した海抜20m余の台地上にあり、噴水や花壇を配した西洋庭園があるほか、桜の名所としても市民に親しまれている。
園内西側の丘陵上からは江戸川の流れを眼下に、天気に恵まれれば遠く富士山なども眺望でる。
まあ公園の良さは置いといて、
お目当ての夜泣き石がなかなか見つからない。陽がどんどん落ちて焦りました。汗
しばらくさまよい、蚊に刺されながらもなんとか発見!
ぎりぎり陽は出ている。やった!!
夜泣き石
二度目の国府台合戦の時、戦死した里見軍の将・里見広次の末娘は、父の死を弔うために、はるばる安房の国から国府台の戦場にたどり着いた。未だ12・3歳だった姫は、戦場跡の凄惨な情景を目にして恐怖と悲しみに打ちひしがれ、傍らにあった石にもたれて泣き続け、遂に息絶えてしまった。それから毎日というもの、この石から悲しい泣き声が聞こえるようになった。人々は、この石を「夜泣き石」と呼ぶようになったが、ある時、一人の武士が通りかかり、この哀れな姫の供養をしてからは、泣き声が聞こえなくなったという。
夕闇迫る中、こうしてこの石を観察する事ができて非常に感激。
しばし怪ムードに浸る我々であった、、、が、しかし!
文献を読み上げるZの最後の言葉でその空気は一変する。
「、、しかし戦死した広次は当時15歳の初陣であったので、この話は後に作られた伝説である。」
?!!
やられた!!笑
衝撃の真相をとらえた動画はこちらに収録。↓
http://member-6p00f48cf51aae0003.vox.com/library/video/6a00f48cf51aae00030100a7ece1cc000e.html
ここもそうであったのか!?不思議はなかったのか?!愕然とするも、昔からそう信じられて来た伝説な訳だし、例え嘘でも多くの人から信じられてきた事は後世で事実として語られるのが歴史の常。
むしろこのような場所が残されている事実に幸せを感じるべきなのだ。
不思議は不思議として楽しむべし。
今回のツアーを通して最終的な答えは出たわけです。
疲れ果てて小山を降りると花園が我々を迎えてくれた。
嗚呼、今日は良い日だった。
こうして今回の幻視ツアーは終了を迎えました。
翌日全員が疲れと熱中症により体調不良を訴えましたが、なんともよいツアーだったと
思っております。
僕は散歩が好きです。
お金を出して名所と呼ばれる所に行くよりも、無名でも歩けばそこに発見はある。
それを確認する為にこの企画は行われていると言っても過言ではありません。
今後もなるべく近場で潰して行き、いずれは全国制覇を目指したいと思います。
そんな訳で、今回のレポは終了でございます。
読んでくださった方どうもありがとうございました。
了