marble10312008-03-02



なにはともあれ長かった、、、汗。
1日の話なのに完結するのに1週間もかかってしまった今回のツアー報告書。


いよいよ最終回です!


合羽橋を後にした我々はいよいよ最後の地、上野公園へむかう。

風は凄まじさを増し、気がつけば街中の人数もまばらになっていた。
途中線路をまたぐ陸橋を渡ると、なんと山手線と京浜東北線が強風の為運休中。

カメラマン・ベロンベロン土色太郎も、もはや歩行困難な状態。

空は真っ黒だし、しかたがなく一時休憩を喫茶店でとる事にした。
勿論、御用達の高級喫茶室「ルノワール」で!笑。

バファリンを噛み砕き気絶するベロンキモ太郎をよそに雑談で盛り上がる事1時間。
何とか復活した彼を引きずりだし外へ出ると、、

やった!少しだけ太陽が出てきた〜〜〜!!(強風は更に増してたけど、、。)

急ぎ足で上野の山へ!

かつてここは戊辰戦争で、官軍と彰義隊が凄まじい戦いを繰り広げた地だ。
まずは彰義隊のお墓へ行きご冥福を祈り清水観音堂へ向かう。

すると陽が差してきた!ヤタ〜〜〜ッ!!笑。

水観音堂は、寛永寺を開創した天海が京都清水寺を模して寛永八年(1632)に創建した。
当初、現在地より100m余り北方の摺鉢山上にあったが、元禄七年(1694)この地へ移築し、現在に至っている。堂宇は桁行五軒梁間四間、単層入母屋造り、本瓦葺、とくに不忍池に臨む正面の舞台造りは、江戸時代より浮世絵に描かれるなど著名な景観である。


国の重要文化財を前にしてウキウキで記念撮影するもあまりの寒さにカチコチ。

なお、清水観音堂は人形供養でも有名ですが、堂内には撫でるとご利益があるという木造の仏像がありこれがまたインパクト凄いので行かれる際は是非ご覧になってください。汗

勿論堂内撮影禁止なので外から、、

さて!目的の花園稲荷へ!!

小生は稲荷神社が大好きなので実は一番ここを楽しみにしていたのです。(何回もきてるけど笑)



「さあ、みんな続くんだ!!」
と、思わず浮かれてポーズをきめるがどう見てもショッカー。
稲荷坂のマーブルと呼んでくださいははは。


花園稲荷神社
祀不祥。承応3年(1654)晃海僧正が社を再建し上野の山の守護神としたともいわれる。
正式名称は忍岡稲荷(しのぶがおかいなり)で石窟の上にあった事から穴稲荷ともいわれ、明治6年に花園稲荷と改名。祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子で、伊勢神宮・外宮の神である。当社左奥の社は、上野・寛永寺建立時、忍岡の狐の居場所として洞を造り、祀ったという社で、また、医薬神である五條天神社と同じ境内にある。幕末、彰義隊の穴稲荷門の戦の場所としても有名。

さてこの境内には今回のツアー幻視第5のポイントにあたるお狐様の穴稲荷があります。

穴稲荷の昔話はこちら↓
http://www.ueno.jp/old_data/informtion/mukashi1.html


う〜〜んいい!!いいわ!ここ笑


よく稲荷神社にはこういった「穴」が祭られています。そういえば有名な王子稲荷にもお穴様という祠があったな。いずれいかねばなるまい!

昔の人はこのような穴を幽界の入り口として恐れ敬う風習があったようですが、それは現在も変りません。我々は畏怖の念を込めてしっかりとお祈りしこの場を去りました。

少し境内をウロウロしていると風がまたもや威力を増してきましたので、第6ポイントである上野の顔大仏へいそぐ。
知っていましたか?ここ上野にもかつて大仏があったんです!!しかも現在は巨大な顔のみという!?これは気になる!

仏山を登ると、、

あいにく中には入れない汗。あれ?どこにあるの?と左手をみると、、、

あった!でかっ

上野大仏(うえのだいぶつ)、は現在の東京都台東区上野恩賜公園内に造立されていた大仏。像高約6メートルの釈迦如来坐像だった。 度重なる罹災により損壊し、現在では顔面部のみがレリーフとして保存されている。 所在地は上野精養軒に隣接する大仏山と呼ばれる丘の上。パゴダ様式の祈願塔と志納所(現在は閉鎖)が併設されている。


ほんとに顔だけ、、これ夜みたら怖いだろうなぁ〜汗。
ともかく遠くから手を合わせ第6ポイントもこれにて制覇。

さあ、ついにラストポイント不忍池弁天堂だ!

しかしここ不忍池は周囲に障害物が無い為に風が更に吹きさらしに!!汗
砂埃は舞い、空は変な雲の模様になり、まるで異世界の様になっていました。



考えてみたら都会のど真ん中にこんな湿地帯があるなんて凄い事ですよねぇ。
ここ不忍池には明治時代に2メートルの巨鯉の骨が見つかった記録がある他、龍や蛇が住む伝説もあります。

そしてここには様々な碑があることでも有名。まさに不思議島なのです。
ざっと羅列しますと、、

ふぐ供養碑
八橋検校顕彰碑 
スッポン感謝の碑
東京自動車三十年会記念碑 
真友の碑(英語) 
暦塚
包丁塚 
鳥塚(
幕末の剣豪櫛淵虚沖軒之碑  
魚塚  
利行碑 
めがねの碑  

があります。



ふぐ、、、

さかな、、、


なんで眼鏡?!笑。小生も眼鏡マンの端くれなのでしっかりお祈り致しました。



鴨がいっぱい。


右手に大黒堂

そして、、

弁天堂へ到着。

もうフラフラ、、ここで最後のお参りを果たし我々の本日のツアーは完了した!

最後にお香をあげ全員の今後の健勝を祈る。モイチ先生の念が目に見えるようです。

なんとか陽があるうちに完了した今回のツアーでしたが、、後半恐るべき強風に襲われ寒さとの戦いになってしまった。しかし今この空を眺め我々の胸に去来するのはなんともいえない満足感だった。

散歩如きでこの充実感はそうあるまい。ネタがあればなんだって楽しいのです。

今回かかった費用だって1日かけてこんなもんですよ。

各地お賽銭費・合計100円〜250円。
屋台で食べたたこ焼き等・500円〜1000円。
戦利品・1000円〜2000円
茶店代・750円
本日手に入れた充実・プライスレス(笑)


天気と気候さえ良ければもっと充実したはずだ!

とりあえず成功を収めた第1回。次はもっと天気予報を入念チェックで行こうと思います。ははは



あれ?!いつの間にか変なヤツが写ってる?!笑