永井荷風が晩年を過ごした本八幡。

marble10312010-08-01


そこには氏が毎日のように通いカツ丼を食べていた店がある。


そうそれがこの

大黒屋さんです。

ええ、猛暑を超えた酷暑といわれるこの夏、、ふと思い立ち食べに行っちゃいました!!わははは

永井荷風は晩年食事は1日1回。毎日ここでカツ丼と清酒1本を食べ続け、亡くなった日も食べていたくらいの徹底ぶりだったとか。
そもそも荷風と言う人は若い頃から他の色々な店でも、毎回来るたび座る場所も同じ注文するメニューも同じというとてもユニークなお方だったらしい。


ともかく、そんな素敵な先生がこよなく愛した荷風セットを食べたい!
その一心で激汗かきながら行ったわけです。

すぐ横の商店街には荷風の散歩道の旗印が。


店内にはいると老舗らしさ満点なつくり、ど〜にもこちらはカツ丼よりも天婦羅とか鰻とかの方をメインに出しているようだ。なぜ?ここで荷風はカツ丼だったのか?!浪漫は膨らむばかりです。笑


さて!憧れの荷風セット(カツ丼+清酒一本、お新香、お味噌汁付)を注文だ!


おお〜〜!!カツ丼!!上品な味でうま〜〜〜い!!!
なんでも荷風が食べていた頃とまったく味も製法も同じなんだそうです。
フムフムこの味を楽しんでいたんですね!先生!!

さて、清酒でも飲むか!って、、ん?

熱燗かよ〜〜〜〜い!!泣

このクソ暑いに日に熱燗にしちまった!涙。

え〜標準セットでは熱燗ですが、言えばビールとか冷酒にも替えられたらしい。
ま、まあいいや!先生はきっと夏でも熱燗だったはずだ!うんうん。


兎に角満足だ。美味しかったし、先生と同じ空間を味わえた。

これで1250円は安い。

ついでに大汗ぶっかきつつ先生が歩いたであろう散歩道を歩く。




なんつーか寂れてますけど、、私、こういう路地大好きです。

この後の散歩巡りにて怪しいもの発見にあいなりましたが、そのエピソードは次回以降にまわします。不思議ネタに富士塚シリーズなもんで☆。

なにはともあれ、永井荷風が晩年愛したカツ丼。
一度食べては如何でしょうか?お薦めよん。