予告通りのネタ書きます。笑

marble10312009-01-25



先日、ふと思い立ち北茨城へどぶ汁を食べに行ってまいりました。

どぶ汁とは、
茨城県から福島県南部の太平洋沿岸地域に伝わる漁師料理で、昨今のあんこう鍋の本来の姿である。
まだアンコウが世間一般的に知られていない頃、漁師達が船上で食べた事で知られる。 水は使わずに大根などの野菜と鍋や味噌を持ち込むだけで作れる事と、何より栄養素が高かった為貴重であった。
語源はあんこうが昨今のあんこう鍋が有名になる前の時期、「どぶに捨てる」ような魚であったことから付いたという説や、酒のどぶろくから名を取ったと言われる説がある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』


ってやつです。武骨な鍋が食いたくてね。わはは


上野からスーパーひたちに乗って北茨城は大津港駅へ!

う〜む、、約2時間半をかけてマーブル大津港駅へ降り立つ。人が少ない駅って素敵。


駅から出ると、空がなんとも禍々しいというか、神々しいというか笑。
とにかく寒い。

ちょっとお昼には早いんで、タクシーを拾いとりあえず六角堂を観に行く。

六角堂は日本美術院を創立したかの有名な岡倉天心が五浦の地に住んだ祭に
建てた六角形の小堂。別名「観瀾亭」。


眼前は海。いいな〜ここ。こんな所でのんびり暮らしてみたいわ。

天心はここで瞑想や読書をしたほか、雨で沖に出られない日には窓から釣糸を垂らしたとか。

う〜む。このルックス、、親近感を覚えます。

そんな訳でこの辺は天心にちなんだ名前の店や施設が多し。
今回行くどぶ汁を出す船頭料理屋も「天心丸」といいます。

さて、腹も減ったので向かう事にしました。

少し歩くと干物が大量に吊るしてある路地に出る。

その向かいでは干物を焼いていた。お?天心丸はこの先だな!

到着!


1階には巨大なアンコウとそれを吊るしてさばく解体場?がありました。
二階が料理屋になってます。

ここ天心丸は実はかなり有名な店らしく、遠方より食べに来る方が多いみたい。
あ、僕もか?ははは。


こざっぱりとした店内、正午より少し早いので予約無しでもスムーズに入れた。


まずはアンキモで一杯でしょう!
うん!最高〜。魚系にはやっぱり瓶ビールがあうね!
アンキモは時価ですがこのシーズンはそれほど高くないので確か1200円くらいだったような?

ほろ酔いで腹減りも丁度良い感じになった頃

どぶ汁登場!!

ちなみに調理法は
1まず、あん肝を鍋で乾煎りする。
2あん肝がじわじわと溶け出し、オレンジ色に焦げ付いた頃にアンコウ7つ道具(部位)と野菜を入れる。
3焦がさないようゆっくり混ぜながら熱を入れて水分を出す。
4水分が出てきたら味噌を加え、蓋を閉じてじっくりと煮込んで更に水分を出して出来上がり。

一見簡単そうに見えるが、肝の量と鮮度の良いアンコウの身が必要な為、家庭で作るのは至難らしい。

うわ!ヒレっていうか腕と言ったほうが表現しやすい部分がモロ!笑

武骨です!最高です!わはは


美味しい!!
さっぱりとデロデロのコラボがいいね。くさみも全然ない。

ただ、見た目が凄いからダメな人はダメかも?汗。

さて本番です。

具をビールでつまんだ後この濃厚な煮汁を使って雑炊。これが究極に美味いとの事。


ご飯を入れまして〜

少し煮込んで溶き玉子を入れまして〜

まぶしてハイ出来上がり!!


黄金色の雑炊!!なんとも美味そうだ。さあ食べよう!!



   !!!


う、う、、、



美味いぞぉぉぉぉぉ〜〜〜!!!

これは美味い!今まで食べた雑炊の中で最高レベル!

あっつーまに完食です。
いや〜いままで「鍋奉行ってヤツは最後の雑炊を食べる為に他の具はまわりに振るまって
我慢するんだよ」って説には懐疑的でしたがこの味ならそれも解ります。


文句なし!天心丸のどぶ汁最高!!

ここ天心丸は天丼も有名らしく、


こんな状態です。笑 今度はこの天丼めあてに行ってもいいな。

さて満足しましたがついでに温泉でも入ろうと近くのこれまた天心の名にちなんだ


天心の湯という所に入って帰りました。

美味しい物を食べて、酒飲んで温泉に入って帰る。

正に至極の休日だったと言えます。

それにしてもどぶ汁いいですよ。都内なんかであんこう鍋なんか食べたら高すぎて食えないし、
そもそもどぶ汁で出している店はそうそうない。
時間がある方は軽い日帰り旅行気分でどぶ汁ツアーいかがでしょうか?

そんな感じで今回の「マーブル・食いしん坊万歳」は終了したいと思います。

風呂上りは勿論フルーツ牛乳で決まり!わはは