久々にオカルト寄り?笑。

marble10312008-10-29


我々は名前は仰々しいが、オカルトに特化した集まりではありません。
そちらの分野は専門の方々が真剣に調査されているわけですから、わざわざ
2番煎じ3番煎じで偉そうな講釈をたれるわけにはいかない。
ですが、、発生してしまった現象には私的解釈をせねばなりません。

例えば昨年某トンネル内で偶然写った顔っぽく見える写真。

僕はこれをただ顔に見えるだけの岩と断定しました。
なぜならこれを顔だの心霊現象だの特定する理由が無いからです。

さて本題。
先日の猿島帰りですが、夕食を終えた後近くにある神社に行きました。

諏訪大神社

小生の好きな諏訪信仰の分社でした。
祭神は、諏訪信仰のオーソドックスな「健御名方命」とその兄弟神「事代主命」の二柱。この二神についてちょっとうんちく。健御名方命は、武勇に優れた神で、東国の守り神と言われる。事代主命は、えびすさまとも言われ、開運の神として広く信仰されている訳ですが、両神とも大国主命の子神。日本神話のいわゆる国譲りの際、一方的に国を譲れと迫る天孫側に対し出雲の大国主命は「息子に返答させる!」とこの2神に委ねた。するとなぜか事代主命はあっさりと「譲る!。」と返答し海へ去ってしまう。(海に帰るのは元々は漁猟部族の蜑族の祖神だからか?)一方健御名方命は反抗。天孫側の最強の使い武甕槌神鹿島神宮ネタで登場した神様ね。)と力比べをし両腕をもがれて、出雲から諏訪まで逃亡。そこで降参し「自分は諏訪からでない地上も譲る!」とそのまま諏訪の地に留まり、神として祭られる。息子達の降参後、大国主命はいよいよ国譲りを承諾しその代わり出雲に天孫のものと同じくらい高い宮殿を建てて欲しいと願い、それを天孫側が承知し出雲大社が建てられ大国主命も姿を消す。こうして地上はアマテラスの子孫により支配されることになる。

僕はこのエピソードがたまらなく好きです。これは古代において地方豪族の象徴=大国主命天孫天皇家に従う歴史的背景を神話化したものですからね。
更に言えば諏訪にも元々土着の神がおり、諏訪に入った健御名方命と戦う等のエピソードがありと、まったくもって日本神話は深くて面白いのです。さて、このネタはいずれ深堀りして書きますので、今回は軌道修正して笑。

ともかくこの諏訪信仰というのは、敗れたけれども最後まで一番強い神に戦いを挑んだ神として、特に中世の武士の間で広まったわけです。(ちなみに事代主命も困った時には海から助けに来てくれるえびす神として信仰された。)
小生も稲荷の次に好きな神社ですので、そりゃあ楽しげに行きましたよ。

しかし、、流石に真っ暗。



夜の神社は闇が深いのなんのって。汗




夜の狛犬。これは可愛い。



そして問題の写真。

僕もベロンベロン太郎も、結構デジカメで写真を撮っていたのですが、後で確認してみると。


え??人魂?!


こちらにも、、。


人魂(ひとだま)とは、主に夜間に空中を飛ぶ光り物である。鬼火(おにび)、狐火、火の玉などとも言われ混同されるが、人魂は人の体から抜け出た魂が飛ぶ姿であるとされるので、厳密には違うものである。戦前の葬儀は土葬であったため、遺体から抜け出したリンが雨の日の夜に雨水と反応して光る現象は一般的であり、庶民に科学的知識が乏しかった事が人魂説を生み出したとする説もあるが、人や動物の骨に含まれるリンは発光しないので該当しない。昔から、蛍などの発光昆虫や流星の誤認、光るコケ類を体に付けた小動物、沼地などから出た引火性のガス、球電、更には目の錯覚などがその正体と考えられた。実際に可燃性ガスで人工の人魂を作った例もある(山名正夫・明治大学教授のメタンガスによる実験、1976年)。20世紀後半には空中に生じたプラズマであるとも唱えられたが、これらで説明できないものもあり、様々な現象により生じると考えられる。
『出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

うん、、カメラ以外の肉眼では一切確認できない。従って一般的な人魂ではないな。


拡大!なんだか解らん。汗

すこし調べてみるとこれはオーブと呼ばれるものであるらしい。

オーブとは?フラッシュを発光した際にストロボ光が空気中の水分・ホコリなどに反射し発生する現象である。またレンズ若しくはレンズフィルターに付着した水滴が乱反射を起こす現象もあり、夜間、露が降りてきたときなどに特に発生しやすい。空気中で結露した水蒸気が湯気となりフラッシュ光で乱反射を起こした物の場合もあり、特に地下からの水がわき出るような所や滝の近くでは夏場などによく発生する現象。

断定されてる、、笑。

まあそういう事でしょうが、一部では精霊であると信じている方もいるらしい。

そこで問題なのは私的解釈。

我が尊敬する偉人の一人寺田寅彦は怪現象と呼ばれる物に対しこう述べている。

「神鳴りの正体を鬼だと思った先祖を笑う科学者が、百年後の科学者に同じように笑われないとだれが保証しうるであろう。」
「ほんとうの科学的研究は実はそこから始まるので、前に述べた事はただ問題の構成(フォーミュレーション)であって解決(ソリューション)ではない。またこの現象が多くの実験的数理的研究によって、いくらか詳しくわかったとしたところで、それからさきの問題は無限である。」


まさにその通りなのです。

ですからこう解釈いたしましょう。これはオーブと言われる現象です。それだけです。笑


強烈に多く写りこむ写真。


余談ですが、関東大震災の際にこの高台の神社は非難場所であったとの事。
なぜかその一点は引っかかるところがあるのでした。

う〜む、、。

ん?何でひっかかるんだろ??笑