机上の百鬼夜行番外編です。

いやーもう、、年末だし。
いい加減にやっとこうかと思いましたが、なぜか、タケヤリボルティックを
いじってしまい結果番外編になってしまいました。わははは

でもこの作り最高なんです。

ま、とにかくいっちゃいましょう。

ああ、僕の未来がみえない笑



机上の百鬼夜行〜第三夜〜

「風神、雷神年末大喧嘩にて本編の番宣の巻」



京の都に時空を超えた妖怪軍団が総攻撃を仕掛けようとしていたまさに同じ頃。
天上では、二人のお気楽な神様が久々の再会に談笑していた。


風神「がはははは、、どや?雷神の!相変わらず不細工な顔しておるが元気かいな?」

雷神「ぬはははは、、なんのなんの風神の!おぬしの顔には勝てんて!また青い顔してからに、またあれか?風邪ひいてまんねんってか?ぬはははは!」

風神「失礼なやっちゃなぁ。毎日漢方飲んでビンビンじゃい!おぬしこそピップエレキバンの痕が痛々しいわ」

雷神「バカいっちゃ困る。この前もガッツリ雷落としてやったところよ」

風神・雷神
人間が怖れを抱くほどの偉大な力を見せる天然現象のうち,最も身近に起こり最も代表的な強風と雷鳴とをそれぞれ神格化したもの。元来,別個に早くから尊崇され,中国では漢代の画像石に表される。日本でも級長津彦(しなつひこ)命と級長津比売(しなつひめ)命の男女の風神をまつる神社,霹靂(なるとき)神,鳴雷(なるいかずち)神,別雷(わけいかずち)神など,雷神をまつる神社が各地に見られるが,その像は造られなかった。一対の神々としては,仏教における千手観音の眷属である二十八部衆の傍らに表現される場合が多く,この場合,風神は風袋を,雷神は数個の小太鼓をそれぞれ肩より上方,あるいは頭上にささげる裸の力士形に表される。


雷神「わしのこの太鼓をぶっ叩けば電気ビリビリデジタルDGじゃ!!ぬはははは!」

風神「ほう。。で、その手にもっとるのはあれか?筋力トレーニングっちゅうやつかいな?」

雷神「そうそう、、こうやって毎日トレーニングしてると筋肉ムキムキに!ってバカ!!これは太鼓たたく撥(ばち)じゃい!
おぬしこそいつも抱えとるその袋はなんじゃ?あれか?トナカイに乗って良い子の家に届けるおもちゃでもはいっとるのかい?ぬははは」

風神「アホたれ!そんな西洋のアレと一緒にすな。わしのは風がたっぷりつまっとるのよ。こうやってクッションにもなる。気持ちええぞ〜〜〜がはははは。おぬしのその太鼓は他になんかなるんかい?」

雷神「あほ、わしのこの太鼓は、、、こう、、フラフープに、、、、、」

風神の馬鹿にした大笑いが天上界に鳴り響いた。

雷神「このガキ!!!わしの太鼓を馬鹿にしおって!!許さん!!!」

自慢の太鼓を馬鹿にされた雷神は激怒し風神に襲いかかった。
おかげで地上は嵐になるであろう、、。
じつはこうやって嵐は起きたりする。←嘘

風神「おもしろいわ!このガキャ〜〜!食らえ風神キック!!」
雷神「ぐふっ!!なにくそ!」

風神の見事なケリが雷神に直撃する、、、かにみえた瞬間。

雷神「食らえ!!!カポエイラキック!!ハイヤー!!」
風神「うげぇ、、!!」

体勢をしなやかにくねらせ雷神のカウンターキックが入る。なぜブラジル仕込み?!

その後、互角の攻防が続きそのお陰で地上は大嵐に見舞われていた。
人間たちは天上の異変におののき、妖怪たちは乱舞した。

風神「やるやないか?!!ハア、ハア、、でも負けへんで!!ハアハア、、この際や、どっちが上かはっきりさせたるわ!!」

雷神「ハア、ハア、こっちの台詞じゃ!!やったるわい!風神組と雷神組の頂上決戦じゃ!」

仁義なき戦いが更に激しさをまそうとしていた。

そして二神が再び飛びかかったその時!!


ばし〜〜〜〜ん!と轟音を鳴らし
疾風とともに現れた戦神が両者を止めた!!

雷神「げえ!!?あ、あなた様は!!!」

風神「うぐっ!あ、あんさんがなんで?!!」


阿修羅
古代ペルシアの聖典『アヴェスター』に出る最高神アフラ・マズダーに対応するといわれる(以下、歴史的背景の項を参照)。それが古代インドの魔神アスラとなり、のちに仏教に取り入れられた。古くインドでは生命生気の善神であった。
仏教に取り込まれた際には仏法の守護者として八部衆に入れられた。なお五趣説では認めないが、六道説では、常に闘う心を持ち、その精神的な境涯・状態の者が住む世界、あるいはその精神境涯とされる。
興福寺宝物殿の解説では、「阿修羅」はインドヒンドゥーの『太陽神』もしくは『火の神』と表記している。

阿修羅「双方いい加減にしろ!!!お前たちのせいで地上界が大荒れだぞ!!」

いきなりの戦神の前にひるむ風神雷神であったが、それでも引っ込みがつかないらしく治まる気配がない。

阿修羅「もはや頭に血がのぼった愚か者に言葉は通じんようだな?仕方がない!我が阿修羅神拳にて沈めてくれる!!」

問答無用である。

阿修羅「はっ!!!阿修羅掌底!!!!」

風神「ぐはっ!!なんだこの威力!!汗」

阿修羅「せい!!阿修羅キック!!」

雷神「くぅ〜〜こいつは効く!!!涙」

阿修羅「とどめだ!!食らえ!!阿修羅六手壊拳!」

六本腕ですからね。

風神、雷神「ぎゃあ〜〜〜〜!!!やられた!!!」

阿修羅「お前たちの戯れで、地上界がとんでもない事になるという事を肝に銘じろ!」

風神、雷神「申し訳ありませ〜〜〜〜ん涙」

風神「すまんのう、雷神の許せ。ほんまはごっつ仲いいのになんでこうなってしもうたんや、、」

雷神「いやいやこっちのほうこそ風神の。あとで仲直りの一杯しようぞ。いい焼酎があるわい」

本来マブダチなので当然の事である。

阿修羅「それよりもお前たち、、今地上界が少し変な事になっておるのを知っているか?喧嘩をしている場合じゃないのだぞ」

阿修羅「人間の陰陽師安倍晴明と今や怨霊の元締めとなった菅原道真、その戦いにどこぞの時空からきたのか異界からの妖怪どもが乱入しまもなく大決戦を迎える。この戦まずは天上より眺めてみる気はないか?」

風神「そりゃあ面白そうや!喧嘩しとう場合やない!がはははは」

雷神「そうじゃな!焼酎のんでじっくり楽しもうぞ!ふはははは」

阿修羅「うむ。我々神は人間界に首をつっこむ事はできぬが、、この戦い何か別の力が関わっているようだ。今はその真相が解るまで見物しようぞ」

意気投合した三神はこの後酒宴をひらき、泥酔した阿修羅に再び風神雷神はしめられるのであった。

同じく東の天上界でも四天王が見守っていたのであった。←完全におまけ。





なんとか本編に戻れたかな?というところで番外編はこれにて。
いやはやこうなってしまったらこの物語の決着どうしようか?というところですが、近々終わらせます。

過去ログ
第一夜
http://d.hatena.ne.jp/marble1031/20081223
第二夜
http://d.hatena.ne.jp/marble1031/20100919