だいぶ軽い感じで、化け猫≒女性説をきる☆

marble10312011-09-08



先日仕事で浅草へいったので、有名なハンバーグ店「モンブラン」でオランダ風ハンバーグ定食を食べ。
あ、勿論めちゃくちゃ美味かったですよ!!うんうん。

で、食後浅草寺近隣を流していたところ、、、浅草神社にひっそりと、とんでもないモノが!!!汗

150匹以上の等身大の猫の集合体!!どっからどう見ても化け猫のモニュメント!!

その名も五右衛門


なんでも東京藝大の芸術家の卵たちによる作品らしい。

詳細を書いてあるブログをリンク↓
http://www.1miya.com/goemon2.html

本気でかっこいいです。感動モノです。涙



でも何故に浅草で化け猫?と思ったら、由来は、浅草は招き猫伝説の発祥の地のひとつに上げられるからだそうです。

説話の一つにこんなものが

「江戸は浅草花川戸に住む貧しい老婆が、暮らしが立ち行かなくなり、親戚の家に厄介になることになりました。可愛がっていた猫を連れてはいけないので泣く泣く手放すと、その晩、老婆の夢に手放した猫が出てきました。
「私の姿をこしらえて祀れば必ず福徳が自由になります」と言いました。老婆は、お告げの通りにしてみるとどうでしょう。生計が立つようになり、元の家に戻ることができました。
 これが「猫の像を造って祀れば福運が来る」と評判になり、ほどなく浅草三社権現付近に、今戸焼の猫を作って貸し出す商売が現れ大繁盛したそうです。猫を借りた者は布団を作って座らせ、いろいろな供え物をし、願いが叶って返すときには金銀を添えたといいます。(三社権現とは今の浅草神社のことです)」


招き猫、、、、

これが?汗



そんなわけで、本日は化け猫話でね。

化け猫(ばけねこ)

日本の妖怪の一種。その名のとおりネコが妖怪に変化(へんげ)したものであるが、猫又と混同されることが多く、その区別はあいまいである。日本各地に化け猫の伝説が残されているが、佐賀県の鍋島の化け猫騒動が特に有名である。


まあ、歳くった猫の尻尾が割れて、人語しゃべったり人間食べちゃったり、行燈なめたりしちゃうアレね☆
あとは殺された猫が化けて復讐とかね。今更その辺の事は書いても仕方がありませんので、


何故?化け猫は三毛猫が多いのか?ここに焦点をあててみました。

まず、三毛猫は運を招くと古くから信じられており。特に、船乗りの間には三毛猫を船に乗せ・いれば遭難しないという俗信があったようです。
 
面白い話では、昔の日本の船乗りは、必ず船内に猫を飼っていたそうで。猫が騒げば時化になり、眠れば天候は穏やかと信じられていたようです。また大時化で方向がわからなくなったときにも猫は役に立ちました。猫は北のほうを向くと信じられており、磁石代わりにも!それに食料や積荷をねずみから守るという役割もあったので猫は船には欠かせない動物だったようです。

この時点でかなり妖怪色プンプン!
ちなみに柳田國男が、妖怪は古い神様が零落した姿といってますけど。この場合も同じ様なもんかと、、。

次に三毛猫はほとんどというかほぼメスしかいない事実!

小難しい事は忘れましたが遺伝子的にそうなのらしい。


つまりイメージ的に「幽霊・お化け」→「女性の姿」イメージがある様に、そこから発展し
「女性」→「三毛猫」→「俗信」→「化け猫」というのは安易に予想できるわけです。


まあ悪い女性は悪ニャンコなんていいますからねぇ。わはは

ですから化け猫=三毛猫であり女性の妖怪という事で。

さらに核心を言ってしまえば、稀代の悪女やそのレッテルを張られた女性が「化け猫」呼びされてそれに尾ひれがついたと推測するのは、、、、女性に失礼でしょうか?汗。



最後に、妖怪のルーツの結論としては、、

老いたネコが怪異を為すという俗信は中国でもあるわけで。
浙江省金華地方では、人間に3年飼われたネコは人間を化かすといわれていたらしく。特に白いネコが化けやすいといって白いネコを飼うことを忌む風習もあり、人間を化かす能力を得る際には月から精力を取り込むといわれたことから、月を見上げるネコを見かけた者は、どんなに可愛いネコでもその場で殺したこともあったという。

凄まじい!!汗


すなわち妖怪のルーツは間違いなく中国ってことですね。


今後三毛猫を見かけたらじっくり観察してみようとおもう今日この頃☆