東日本大震災を迎え1週間以上が経過した今。

国内観測史上最大の巨大地震に襲われた東日本大震災の被災地は18日、発生から1週間を迎えた。近く仮設住宅の建設が始まるなど復興へ向けた動きも出始めたが、物資不足が続く。被災者の厳しい状況は変わらず、約38万人が不便な避難所生活を強いられている。死者は6911人に上り、阪神大震災(死者6434人)を超えて戦後最悪の自然災害となった。  毎日新聞 3月18日(金)19時17分配信
その爪痕は癒える気配がありません。
今も被災地の住民は避難所で不安な日々を過ごし、自衛隊や消防隊は不眠不休で救助活動にあたっている。
そして福島原発への打撃は東日本の電力を奪っただけでなく危険レベル5に到達する放射能漏れという惨事を引き起こし、今まさにその対応に命をかけて戦っている人たちがいる。

消防庁ハイパーレスキュー隊自衛隊の特別選抜部隊。そして東京電力の社員の方々。
先日下記ニュースが話題になった。

福島第1原発の事故で、情報提供の遅れなど東京電力の対応に批判が集まる一方、最悪の事態を避けるため、危険を顧みず作業に当たる同社や協力会社の社員もいる。地方の電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控えながら、志願して応援のため福島へ向かった。
 会社員の娘(27)によると、男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に応じた。
 男性は13日、「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持って行きたい」と家族に告げ、志願したことを明かした。話を聞いた娘は、家ではあまり話さず、頼りなく感じることもある父を誇りに思い、涙が出そうになったという。時事通信 3月16日(水)4時56分配信

涙が出た。今まさに彼らは戦ってくれているんです。


現況の生活や自分の周辺危機を凌ぐ事で精一杯の自分達は、今何ができるのだろう?と考えた。


義援金を送ることや何か役に立つ事モノを送る等。

でもとにかく今すぐできる事は何か?それはもうこの2点しかない。

それはまず節電。
計画停電で電力キャパオーバーを防ぐ対応が実施されていますが、それでも予断を許さない状況です。五体満足でいる我々の生活でまず必要のない電力は徹底的に節約し、その分を必要不可欠になっている施設等に使ってもらいたい。

次に、不要な買い込みは控える。
こっちの食料やガソリンはまだまだ手に入る状況ですが、被災地近隣はそうはいかない。そもそも買い込みが起きているから無くなっているわけで。少しでも本当に現状で困っている方々にまわしてあげてほしい。

一人の力は微量ですがこれが数万数十万になればどれだけの力になる事か。
まずは自分の周辺を含め徹底的にこの2点から実施、周知していきたいと思います。


最後に今回の大惨事を迎え、奇しくも日本人である誇りを海外のメディアが教えてくれました。


米メディアの記事は、日本人の忍耐強さと規律正しい対応に集中した。
「Sympathy for Japan, and Admiration」(日本への同情、そして尊敬の念)。

 「これから数日間、日本を見守ることで、私たちは何かを学ぶこと請け合いだ」

 「地震が起こった後の日本政府や行政の対応は、後手に回るだけで話しにならない。だが、事を処するに当たって日本の一般市民が示した弾力性とストイシズム、規律正しさには驚くべきものがある。日本語に『Gaman』(我慢)という言葉がある。英語では同じ意味の言葉はないのだが、あえて言えば『Toughing it out』といった意味だろうか。日本の被災者は驚くべきGamanをもって、秩序を守っている。あの大地震の後、水や食糧を求める長い列に黙々と並ぶ。自分のことは傍らに置いて、他人を助ける。商店から商品を盗み出すなどといったことは論外だ」

 「阪神淡路大地震の時に、日本でも商店から物を盗み出すものがいるか、について取材した。この最中、ものを盗まれたという商店主に出くわした。私が『こんな時にものを盗む日本人がいることをどう思うか?』と聞くと、その商店主は驚いたような顔して答えた。『誰が、日本人が盗んだ、と言ったかい。盗んだやつは外国人だよ』。」

 「今ウィスコンシン州ワシントン州で起こっている激しい政治論争やデモとは対照的に、日本人は一致団結して、この国難に立ち向かうだろうと私は予見する。我々アメリカ人は深甚から日本の方々に同情申し上げる。それと同時に、まもなく我々が目撃するはずの日本人の弾力性と我慢強さに最大級の尊敬の念を送りたい」

 「地震津波対策には他のどの国よりも万全を期してきた日本ですら、このような悲惨な事態になった。これが他の国であったら惨事はこの程度ではすまなかっただろう」

CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーンカトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた


今こそ日本は日本人としての誇りを思い出し、この災害を乗り越えれば未来は明るいモノになるはずだと確信しています。

とある日本人ブロガーの言葉を米メディア取り上げた一言。

「祖父母が戦後建て直したこの国を、今私たちが建て直す」


あの混乱直後この言葉をはける若者がいる事は、まだまだ日本もすてたもんじゃない。

私もまだ、、若い、、つもりなので。頑張りたいと思います。まずは今できる事から始めます。


被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に、深くお悔やみを申し上げます。

被災地の方々が一日も早く普段の生活に戻れますよう、心よりお祈り申し上げます。