marble10312007-07-03

え〜こち亀という漫画があります。

言わずと知れた少年ジャンプで30年以上も連載を続けるモンスター漫画。
こちら葛飾区亀有公園前派出所

その中に本田君というキャラがいるのですが、、、↓

本田 速人
警視庁第4方面交通機動隊勤務。普段は気が小さくておとなしい青年だが、バイクにまたがった途端、気の荒い性格になり顔つきまで豹変する。乙姫 菜々のBFで、少女漫画やアイドルが大好きというオタクな一面も。

本日身近にそういう人がいる事が発覚しました、、。

仮に「Kさん」と呼びましょう。

彼は副業の広告会社の同僚で、パッと見背が低くてやせ細っていて、老けてはいないんだけど枯れたルックスの36歳妻子もち。歳上なのにも関わらず異常に腰が低く、仕事は丁寧で確実。無口だが口調は柔らか、例えるならば「長屋に住む剣の腕は天下一品だがあまりに誠実なので野心が無く、その為に他に出し抜かれ仕官できずに家で傘貼り内職している素浪人武士。」風とでもいいましょうか?わははは、なげ〜っての!!

とにかくそういう人なんですが、前回の日記で書きましたが小生が転職するので現在クライアント引き継ぎツアー真っ最中でして、その中にこの人も巻き込まれた訳です。
しかも遠方の某クライアントを引き継ぐ事になり、二人で挨拶に行くという次第です。
当初は新幹線で行くはずだったのですが、なぜかKさんの車で行く事に、、。

朝、待ち合わせの場所に行くと白いスカイラインGTS完全走り屋仕様が停まっていた。
なんかこういうの久々にみるな〜と横を通過すると、運転席に見た事があるサムライが、、、。

え?Kさんの車これ?汗

車が好きとは聞いていたが、、ホイールも変えてるし車高低いしエアロパーツフル装備だし、、、
まさかここまでとは?笑

唖然としていると僕に気がついたKさんが外に出てきて、ニコニコしながら「おはようございます。」と何故か上機嫌。

ともかくそそくさと乗り込みスタートしました。

内部はそうでもないし、この人が荒い運転する訳ないし、まあ外見だけかな〜と思い、
あまり触れずに普通の会話をしながらしばらく平和に過ごしました。まあこの時点で無口なはずのKさんは饒舌になっておりテンションがいつもと違うな〜〜とは感じていたんですが、、

いよいよ高速道路入り口を過ぎた頃です。突然彼はダッシュボードから黒いモノを取り出して手に装着しました。

え?何?殺し屋手袋???それとも憑き物おとし?汗

どうやら、、ドライバーズグローブと言うらしい。

Kさんはたった一言僕にこういいました、、、。

「とばしますよ、、マーブルさん、、。」

その横顔はいつもの斬られ役侍でも無く、未練は斬って捨てましたでも無く、武士の一分でも無く、三船敏郎萬屋錦之輔レベルのサムライでした、、、。

この後、僕が発した主な言葉は以下の通りです。

「ええええええ〜〜〜!!!!汗」「な、何この加速!?汗。」「ちょ、ちょっと!kさん!いいっすよ!ゆっくり行きましょうよ!!涙」「わわわ、、前の間隔せま!!」[あ、あの〜〜メーターが○○○キロ超えてるんですけど、、泣。」「すいません!横Gが、、、ウプ」「すんません、、パーキング入るのにドリフトはどうかと?泣」
ゲッソリです、、、。マジで!!泣


普段PAOで60キロ〜せいぜい80キロぺースで走っている僕にとって、、正直異世界だったわけで。

しかも必殺仕事人は車から降りると元の素浪人に戻り「いや〜今日は少し抑えちゃいました!」ってニコニコ。その笑顔は車を降りても輝いていました。

ハンドル握ると人格が変わる人がいるとはよく聞きますが、、、ここまで豹変する人は僕はじめてでちた、、、汗。

でも輝ける事があるってのはいいもんですよね!
人は誰しもが何か好きな事をしている時輝くものです。輝きを失わない人生を送ろうではないですか!?わははは

今日はそんな話です。う〜なんか胃の中が、、、汗。